湯浅町について | ふるさと納税湯浅町特設サイト

湯浅町について

湯浅町は、紀伊半島西部の和歌山県有田郡に位置しています。入江状となっている地形に加えて、黒潮の影響もあり、古来から良質な漁場として発展してきました。また、温暖な気候は柑橘類の栽培に適し、「有田みかん」や「三宝柑」などの特産品を生産しています。

古来には熊野古道の宿場町としても栄えていました。醤油発祥の地としても知られ、平成18年には、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されるほど歴史的な建築物も多く、多数の特産品と共に訪れる人を魅了しています。

醤油発祥の地、湯浅

湯浅の醤油の歴史は古く、鎌倉時代にはじまります。禅僧である覚心(法燈国師)が修行のため宋(現在の中国)の径山寺に渡ったのが建長元年(1249年)、それから6年後に覚心は帰国します。その際に修業と共に径山寺で学んだのが、夏野菜を漬け込んでつくる「径山寺味噌」でした。これは、現在の「金山寺味噌」といわれています。

覚心は帰国後に後醍醐天皇より、現在の和歌山県由良町にある興国寺を賜り、熊野地方に布教を始めます。湯浅の地は、もともと水質がよかったこともあり、布教と共に伝えられた味噌づくりが盛んになっていきます。

味噌づくりの過程では、野菜を漬け込むため余分な水分が出てしまいます。カビや腐敗を避けるためにその水分は捨てることになっていましたが、湯浅の人々は調味料として使ってみました。そして、その美味しさに驚き、この新しい調味料だけを製造し始めたのです。これこそが、日本最初の醤油が誕生した瞬間です。